新卒入社スタッフの1年

研修期間が終わり、配属となったあとにどんな業務からスタートするのか、1年でどんな仕事ができるようになるのか、不安に感じていらっしゃるかたも多いのではないでしょうか。そこで、当社に新卒で入社したスタッフが1年間でどのような業務を担当するのかを職種別にご紹介します。

  • 配属部門、個々の希望や志向に合わせて業務内容は変動するため、ご紹介している内容はあくまで一例になります。

Webディレクターの1年

Webディレクターとは?

Webサイトの制作段階のすべての工程に携わり、さまざまな職種の専門家と連携をとりながら、プロジェクトがスムーズに進むように努めるハブ役となる重要なポジションです。お客様との窓口となる役割もあり、打ち合わせに参加したり、その議事録の作成、日常のやりとりなども担当します。どんなサイトを作っていくか、どんな修正を行うかなどの指示書の作成、できあがったページの内容確認なども行います。

配属後~2カ月:社内ルールやツールの使い方を覚える、トレーナーの補佐業務

配属直後は、業務で必要となる配属部内のルールやプロジェクト管理ツールの使い方、Webサイトリニューアル案件の研修など、よりディレクションに特化した基礎知識を覚えていただく研修を部署ごとに行います。OJTも並行して行っていくため指導担当のトレーナーの業務の手伝いなどから徐々に実際の案件に携わっていただきます。

3~7カ月:運用案件、スポットページを担当

配属後、3カ月を目処に更新や軽微な修正などを行うWebサイトのメンテナンスを中心に行う運用案件を担当いただきます。お客様から依頼があったサイトの更新内容や修正内容をわかりやすくまとめて、UIデザイナーやUI開発者に認識の齟齬がないよう伝達(入稿作業)を行う能力などを養っていきます。運用案件になれてきたら、ランディングページやキャンペーンサイトなどの1ページから数ページ規模のスポット案件のディレクション担当に。ページ内にどのようにテキストや画像、ボタンを配置するかなど、画面上の情報設計(ワイヤーフレームの作成)といった、指示書類の作成にもチャレンジしていただきます。

8~12カ月:小規模なリニューアル案件を担当

スポット案件がスムーズにこなせるようになってきたら、採用サイトなど数十ページを超える小規模・中規模のサイトのリニューアル案件をトレーナーのサポートを受けながら担当します。お客様との打ち合わせに参加し、要望をヒアリング。プロジェクトの開始に必要な要件(仕様書、スケジュール、コンテンツマップなど)をまとめます。その後、リニューアルに必要なワイヤーフレームやファイルリストをしあげていきます。制作段階では、遅延などが発生しないようプロジェクト全体のスケジュール管理を行いながら、UIデザイナーやUI開発者、プログラマー、品質管理スタッフなど各分野のスペシャリストと連携し、Webサイトを作りあげていきます。こうして、配属から1年をかけて、Webディレクターとして当社で活躍いただける力を身につけていきます。

UIデザイナーの1年

UIデザイナーとは?

新規構築やリニューアル案件のWebサイトの画面デザイン、Webサイト更新・改善の運用案件においてはパーツやバナーデザイン、アイコンや画像の作成などを担当する職種です。基本的にはデザイン作成が主な業務になりますが、配属された部門によって業務の内容が大きくことなってくる職種のため、運用業務の一環でコーディング作業も行っていただくこともあります。コンペに参加する提案部門への配属となった場合は、お客様にデザインのコンセプト提案を行ったり、ユーザビリティチームに配属になった場合はテスト用のプロトタイプのデザインを主に作成いただくことになります。

配属後~3カ月:社内ルールやツールの使い方を覚える、先輩の補佐業務

配属部内のルールやプロジェクト管理ツールの使い方、デザイン作業に必要となるPhotoshopなどのツールの使い方など、デザイナーに必要な基礎知識を教育担当のトレーナーの指導を受けながらを覚えていきます。その後、先輩スタッフの業務の手伝いとして、画像作成、バナー作成などから徐々に実際の案件に携わっていただきます。

3~7カ月:MVやバナーのデザイン、図版作成などを担当

先輩スタッフが担当する案件のサブデザイナーとして業務に慣れていただいたころに、Webサイトの印象を左右するメインビジュアル(MV)の作成や広告用のバナーなどのデザインでメインデザイナーにチャレンジいただきます。ページ内の説明などに使用する画像作成やグラフの作成、アイコン作成などの図版作成と呼ばれる作業も増えてくる頃です。また、アクセシビリティに配慮されたデザインを行ったり、実装のしやすさを考えたデザイン力を身につけていただくためにはコーディングの知識も必須となるため、軽微なページの実装作業に携わっていただくこともあります。

8~12カ月:ランディングページやキャンペーンページのデザインを担当

いよいよ1ページのランディングページや数ページ規模のキャンペーンページなどから、メインデザイナーを担当いただきます。といっても、いきなり1人で担当するということはなく、先輩スタッフが必ずチェック担当としてつきますので、少し難易度の高い案件にも安心してチャレンジいたただける体制を整えています。また、作成したデザインの意図などをお客様にしっかりご理解いただくため、提案用の資料を作成し、メインデザイナーとして営業やディレクターに同行して、お客様へのプレゼン業務も担当いただくこともあります。

UI開発者の1年

UI開発者とは?

HTML、CSS、JavaScriptといったクライアントサイドの標準技術を使用しながら、Webサイトの設計・実装を担当する職種です。当社では既存のサイトのモジュール(見出しやボタンなどWebサイトを構成する汎用パーツ)を使用して、新規ページの作成、修正などを行う作業を「実装」、Webサイトの新規構築や運用で必要となった新たなモジュールの作成、もしくはキャンペーンページなどモジュールのないユニークなページのコーディングを「設計」としています。

配属後~3カ月:社内ルールやツールの使い方を覚える、先輩の補佐業務

業務で必要となる配属部内のルールやプロジェクト管理ツールの使い方、実装作業に必要な各種ツールの使い方や自己検品の方法など、UI開発者として必要な基礎知識を覚えていただく研修を部署ごとに行います。その後、トレーナーとなる先輩スタッフが担当している運用案件で発生する軽微な修正作業などから実際の案件に携わっていただきます。

3~7カ月:運用案件のコーディングなどを担当

HTMLの修正・更新作業、導入済みのCMSを使った更新作業、CSSの調整など、運用案件で発生するさまざまな業務をこなしながら、アクセシビリティ、表示パフォーマンスなどの知見も広げていただき、当社のUI開発者として必要な能力を養っていただきます。配属から半年を経過すると、担当する案件数が徐々に増えていきます。担当業務に優先順位をつけながら、スケジュールやプロジェクトの管理能力をこの時期に身につけます。

8~12カ月:小・中規模の新規ページの設計作業を担当

キャンペーンページやランディングページなど、小・中規模の新規ページの設計業務の担当に抜擢されることが増えてくる時期です。JavaScriptを使用した動的なページの作成などにも積極的に取り組んでいただきます。また、数千ページにもおよぶ大規模なリニューアルや新規構築案件のプロジェクトにも先輩スタッフと共に参加していただき、大型案件でのページ量産や設計業務のチームでの取り組み方などを学んでいきます。