品質管理スタッフ
社内スタッフが制作したWebサイトやWebアプリケーションをクライアントへ納品する前に、不具合がないか、原稿や仕様書どおりに実装されているか、検品を行う業務を担当します。さらに、当社のあたりまえ品質として提供しているアクセシビリティ基準を満たしているかの検証も行います。品質管理スタッフは、Web制作の最終工程を担う、当社の品質の要となるポジションです。
主な業務
検品依頼の受付
検品業務は、依頼の受付から始まります。まずは、UI開発者からの依頼内容を読み込み、対象ブラウザや検品を行う項目など、必要な情報がそろっているか、理解が難しい点がないかをチェックします。不足があれば、依頼者と内容のすり合わせを行い、スムーズに検品が進められるよう準備を整えます。
特に、大型案件では、プロジェクトの初期段階から参加し、検品を行うタイミングや範囲、CMSの仕様などを事前に把握。プロジェクトが滞りなく進行できるよう、納品までの流れを見据えた検品計画の設計も、品質管理スタッフの重要な役割です。
検品作業
UI開発者が実装したWebサイトやWebアプリケーションの検品作業を、依頼内容に沿って行います。仕様書や原稿と照らし合わせて、テキストやリンクや画像の正誤などを確認し、さらに当社が標準対応を行っている「WCAG 2.2適合レベルA」の基準に沿って、アクセシビリティチェックも実施します。当社の検品は、目視での確認に加え、検証ツールや自動化ツールも積極的に活用。効率化を図りながら、検品の精度を日々高めています。見つかった不具合は、UI開発者にフィードバックし、修正後の再検品で問題がなければ検品完了となります。
品質に関する改善提案や社内外への啓蒙
当社では、検品合格率(不備がなかった割合)を重要指標として事業部ごとに設定し、検品の精度を定量的に測定しています。検品合格率が低い事業部やプロジェクトに対しては、責任者と連携し、改善アクションと実施のサポートを行います。品質管理スタッフは、単なるチェック業務にとどまらず、こうした指標の集計や分析、さらには「Web品質Blog」の執筆などを通じて、社内外へ啓蒙にも取り組んでいます。

ミツエーリンクスの品質管理スタッフの強み
Webに関する多角的な知識が身につけられる
さまざまなWebサイトやWebアプリケーションの検品を通じて、画面の情報設計、デザイン、HTMLやCSSなどのソースコード、アクセシビリティといった幅広いWeb技術に触れることができます。そのため、Web業界での実務経験がないかたや経験が浅いかたにとって、WebディレクターやUIデザイナーやUI開発者を目指す上で、大きなアドバンテージとなる経験をつめる職種です。実際に、この職種での経験を活かし、他の職種へジョブチェンジをしたかたも多くいます。
未経験のかたも安心な充実のサポート体制
未経験で入社される方も多いため、品質管理部門では入社後の研修プログラムを用意しています。案件を担当する際は、定期的な面談を通じて習熟度に合わせた業務をお任せします。最初はテキストチェックや表示確認から始まり、徐々にJavaScriptやアクセシビリティチェックへとステップアップ。難易度に応じた案件に取り組みながら、自然とスキルを広げることができます。OJT期間中はダブルチェック体制で進めるため、未経験でも安心です。さらに、ペアを組む先輩は毎回変わるので、複数の先輩からさまざまな検品方法やツールの使い方を学べます。
品質管理スタッフの1日
- 出社・検品依頼の受付対応
フレックスタイム制度を利用して、早めに出勤。社内スタッフから届いている検品依頼の内容確認します。
- 検品作業
希望納期が近いものから優先して、Webサイトの検品作業を行います。
- 検品合格率の集計
事業部ごとに算出している、検品合格率の集計を行います。
- 報告書の作成
算出された検品合格率をもとに、報告用のレポートを作成します。
- 検品用の自作ツールの開発
ブックマークレットなど、検品作業で使用するツールを開発します。
- お昼休み
- 昼会に参加
毎日開催しているショートミーティングで、チームメンバーへの進捗状況の連絡や残業予定、明日の勤務予定などの共有を行います。
- チームミーティングに参加
毎週開催しているチームミーティングでは、全社的な連絡事項、担当案件の進捗共有に加え、検品依頼時のルール改訂などについて検討を行います。
- 検品作業
- 退勤
フレックスタイム制度を活用し、子供のお迎えにいきます。